Hello! Indie Pop Around The World – Thailand pt.2
- カテゴリー
- SPECIAL
- 投稿日
- 2010.02.04
- タグ
2010/1/28「Nospace Gallery」リニューアル・プレ・オープン・イベント・レポート
by Ginnさん(DESSIN THE WORLDレーベル)
supported by “dessin the world”
バンコクにRCAという地域がある。
クラブ(しり上がりの発音)やおシャレなカフェが、道幅狭い数百メートルのこの通りにぎっしりと立ち並ぶ煌びやかな通り。
その一角に「Nospace Gallery」がリニューアルプレオープンするという知らせが届いたのは、その一週間ほど前だった。

タイ人アーティストと日本人写真家によって設立された「Nospace Gallery」とは、スペース全体の名前でもあり、併設のギャラリーの名前であり、課外活動する場合のオーガナイザー名であり、そして彼らのコンセプトそのものでもあるという。

1月28日木曜日。仕事帰りにRCAへと足を運ぶ。
大箱系のクラブを通り過ぎ、ほどなくすると、周囲の喧騒とは違う種類の喧騒を放つ「Nospace Gallery」に出くわす。
一緒に行く予定だった友人のドタキャンにも出くわしていたボクは、一人で足を踏み入れる。
広々とした白い空間。
壁に直接描かれた線画たち。
天井から垂れ下がっている無数の鍵縄。
その鍵縄に引っかかってる裸電球。
バースペースとアートスペースを隔てているようで隔てていない低い仕切り。





白くて透明な雰囲気なのに、濃くて熱っぽいものが漂っている空間。
一人で来たはずなのに、初めて来たはずなのに、友人の家に招き入れてもらった感覚。
そんな面持ちでフワフワしていると、プレオープニングのイベントが始まる。
Stylish NonsenseのJuneさんによるノイズエレクトロニカ。
左右に配置されているアンプから伸びているシールドを両手に持ち、シールドの先を触れては離し、触れては離し。
グーッ、という地響きのような音と、ガーッ、という高速道路のような音。
その二つの音を長く短く操りながら、Juneさんは自身の内部にあるリズムを形作っていく。
当初興味深く見ていたが、いつの間にか、興味は集中に変わっていき、もっと深くなっていった。
たった二つの音と、たった二本の指で紡がれたリズムに時を忘れる。


気がつくと午前0時を過ぎていた。明日も仕事だ。
今日のNospaceはこれまでとして、また、また、来よう。

正式なオープンは2月の中旬とのこと。Panda Records所属のアーティストを集めてイベントをやるらしい。
バンコクに居心地のいい場所が、またひとつ増えた。


参考資料:
Nospace official site
http://www.nospacebkk.com/
nospace通信(Nospaceを運営している日本人写真家さんのサイト)
http://nospacebkk.blog.shinobi.jp/

