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INTERVIEW:MATSUMOTO

ファースト・アルバム『FLAIR FOR DARJEERING』が好評を博し、HAPPY BIRTHDAY TO MEとの契約でUSデビューも果たしたノルウェーのバンド、LOCH NESS MOUSE!今やPERFECT POPレーベルの看板バンド的役割を担う彼らが昨年、待望のセカンド・アルバム『KEYWEST』をリリースした。ビーチ・ボーイズやエレファント6周辺のバンドを思わせるような音楽性は、ファースト以上に味わい深いものだった…!!!一体、未開の地ノルウェーで育ったLOCH NESS MOUSEの魅力は何処からきているのだろうか?フロントマンのOleに聞いてみることにした。

【ビーチ・ボーイズの『フレンズ』というアルバムには影響を受けた!】
1. ニュー・アルバム『KEYWEST』聴きました!ビーチ・ボーイズやエレファント6を思わせるような仕上がりで素晴らしかったです。ファースト『FLAIR FOR DARJEERING』よりも洗練された印象を受けましたが?

Ole:「優しい言葉をかけてくれてありがとう。僕達も、ファースト・レコードよりもかなり違ったものになったと感じている。それは、数多くの色んな出来事が関連しているからだと思う。ひとつの理由としては、音楽に対する大きな信頼を持った上で、もっと違った音楽のアイディアを開花させてみたかったから。その上で、ソングライティングやアレンジ方法を変えた。ライティングやアレンジ、演奏にエネルギーを込めて作ったつもりだよ。だから、より良いものが出来たと感じているよ」

2. どんなバンド/アーティストに影響を受けましたか?現在は、どんなバンド/アーティストに興味がありますか?

Ole:「ビーチ・ボーイズの『FRIENDS』というアルバムには影響を受けた。シンプルなんだけど、びっくりするような深い曲(もちろん、アルバムのテーマが“フレンドシップ”だという理由もあるけど)がいっぱいあって未だに驚かされるし、ディープなアルバムだなぁって思う。シンプルで、人々に話しかけているようでいて、リッチで複雑な感じ。それと同時に、それぞれの楽器がとてもクリアーに“しゃべっている”かのようで。サウンドには開かれた空間みたいなものがたくさん存在していて。だから(このアルバムから)学ぼうと思ったし、『FLAIR FOR DARJEERING』を演った時のアプローチとは違うものがあった。アメリカの『HIDEWAY』、スティーリー・ダンの『KATY LIED』みたいなやつとか、トッド・ラングレンの『RUNT』みたいな、70年代初期のアメリカのソフトロックのハーモニーが入ったアルバム全般に興味があった。まぁ、僕達が次回も同じことを言うとは限らないけどね。レディバグ・トランジスターは最近のバンドで、影響を受けた大好きなバンド。ニュートラル・ミルクホテルの『IN THE AEROPLANE OVER THE SEA』は、僕の音楽の視点を変えさせてくれた。だけどもちろん僕達の音楽は、彼らのようなサウンドみたいにはならないんだ。それとは別に、オブ・モントリオールやガービルズ、ザ・バンド、ヒップホップやR&B、ハードロックも聴いている」

3. レコーディングはどんな感じで行ったのですか?

Ole:「基本的には2001年夏に半分の曲を録って、2002年春〜夏に残り半分の曲を録った。最初の半分をやった時、何曲かの曲中にトランペットが必要だった。オスロで僕達の友達FRODE(Hype City Records)のノルウェーでのツアーをオーガナイズした時、ガービルス(とグレイト・レイクス)と一緒にプレイした。その時、ガービルスとニュートラル・ミルクホテルのスコット・スピレーンにお願いしてみようと思ったんだ。結局はアセンズのフォーク・バンド:ケヴィン・バーンズ、ジェイミー・ハギンズ、レイトB.P.ヘリウム、ピート・エルチック、へザー・マッキントッシュが貢献してくれた」

4. 曲作りは誰が行っているのですか?私の好きな曲は“In The City In The Morning”です。

Ole:「うまく言えないけど…、僕達のショウは“Adrift”で始まって、次の曲は“In The City In The Morning”なんだ。普段は大抵“Line Up”か“Quay West”で終わるんだけど…これで僕達の曲の好みを大体判ってもらえるんじゃないかな。僕と僕の兄(弟)で、ちょうど半分ずつ書いているよ」

【僕達は、ボート職人の4代目なんだよ!】
5. アルバムのコンセプトはありますか?

Ole:「全体的な“何か”を考えていたことはあった。ドラマーのEmilが、彼のバンドのセレナ・マニーシュに専念するために、レコーディングの後バンドを去ってしまったので、“仲間であること”を意識した面もあったかもしれない。僕達は、バンドの3人がリード・ボーカルを担当しているかのように一生懸命練習しながらアレンジを試みた。何回もトラックを取り直したにもかかわらず、一緒に歌った。Emilもまた、色んな楽器を演奏していた。初期の段階で、どうやったらファーストの頃よりも違った仕上がりにすることが出来るか話し合った時、Emilの演奏やアイディア、どうやってプレイすれば良いのかなど、彼がアルバムの色んなことに貢献してくれたことを言わなければならなかった。彼には影響を受けた。それとは別に、僕と兄(弟)はボート職人の家族だってことが曲のモチーフに隠されていることも言わなければならない。僕達は職人として働いているわけではないんだけど、4代目なんだよ。僕達はボート作りはしたことが無いんだけど、小さい頃にボート工場で過ごしたんだ。アルバムのテーマは基本的には、音楽がいつも家族の大部分を占めていた“4代目としてのプロダクト”であって、1〜3代目がやってきたことを続けるために作っている感じ。ボート職人の家族としての視点で、小さな世界から僕達のUSレーベルHappy Birthday To Meのあるアメリカ…フロリダ、キー・ウェスト、パナマ・シティみたいな大きな世界に出ることについての曲を見つけることが出来ると思う」

6. 日本ではエファメラやキングス・オブ・コンビニエンスなどのようなノルウェーのバンドが人気です。ノルウェーの音楽シーンについてはどう思いますか?

Ole:「ごめんね、エファメラやキングス〜のことはよく知らないからコメントすることが出来ないんだ。ノルウェーのメインストリーム音楽は、色んな種類の音楽スタイルがあって、とてもオープンなものだと思う。ノルウェーは小さな国だから、君がノルウェーの音楽に何か感じてもらえるのは嬉しいことだ。ノルウェーの国営ラジオDJからクラブ・オーガナイザーを通して、僕達の住んでいるオスロには音楽に対して情熱を持った沢山の人々を見つけることが出来るだろう。多くのアメリカのバンド達もここを訪れている。ノルウェー南部にはHype Cityというレーベルがあって、去年素晴らしいコンピレーションをリリースした(“The Winter Report”)。レイトB.P.ヘリウム参加の去年1月に出たグレイト・レイクスのシングル「SERENA MANEESH ep」同様、『ORANGE TWIN』というアルバムもリリースしたリングっていうバンドも居る。何かエキサイティングなことが起きつつあるんじゃないかな。S.T.トーマス(Nashville Recordings)の新しい音を聴くのも楽しみだ」

7. ノルウェーのオススメ・インディポップ・バンドを教えて下さい。

Ole:「ノルウェー〜スカンジナビア出身の良いバンドって、ターボネグロやヘリコプターズみたいなハード・ロック・バンドなんじゃないかなと思う。ノルウェーのベスト・インディポップ・バンドは、ニュー・アルバム『TREBLE WITHOUT A CAUSE』のミキシングを終えたばかりのテイブルスなんじゃない?インディポップならやっぱり、Perfect Popのバンド達をチェックするべきだと思うよ」

8. あなた達はオブ・モントリオールやアップルズ・イン・ステレオと比較されることが多いと思いますが、彼ら〜Elephant 6レーベルについてはどう思いますか?

Ole:「最近の音楽で、他のどのバンドよりも好きだよ。特にニュートラル・ミルクホテルのアルバムや、オブ・モントリオールの『GAY PARADE』は、いつだって僕のお気に入りさ。他にはガービルス、オリビア・トレマー・コントロール、グレイト・レイクス、レイトB.P. ヘリウム、サーキュラトリィ・システムあたりが好きだ」

9. 今後の予定を教えて下さい。ギグやニュー・シングルのレコーディングなどは…?

Ole:「両方とも行う予定だ。夏に向けて4曲入りCD-EPのためのレコーディングを行おうと思っている。曲のアイディアも大体固めていて、5月くらいにスタートしようと思っているけれど、リリースするレーベルはまだ決まっていない。Helgaというキーボード・プレイヤーも入れて、3つのショウを行うつもり…1月21日のオスロでやるオブ・モントリオールとのツアー、それからヨーロッパのツアーをやって、その後5月にUSで行う予定。とても楽しみにしているよ」

10. 最後に、日本のファンにメッセージをお願いします!

Ole:「聴いてくれて本当にありがとう!いつの日かみんなに会いたいな」

・・・いやぁ〜、音楽的なことはもちろん、メンバーの脱退や新メンバーの加入、彼らの家庭環境まで判明してしまいました(笑)。日本から遙か遠い北欧の街で音楽を奏でている彼らのことについて、いっぱい知ることが出来ました。やっぱりニュー・シングルが待ちきれない!!!で・す・ね。このインタビューで初めてLOCH NESS MOUSEのことをお知りになった方は、ぜひ聴いてみて下さいね!

【http://www.perfectpop.no】

 

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