LET'S ENJOY SPANISH POP!

TEXT BY MATSUMOTO

スペインのグレイト・レーベルELEFANTさんのお友達、ANNIKAレーベルが復活します。第1弾リリースは2枚組コンピだそうで、何と3月〜4月にかけてレーベル・オーナーのプロモーション来日も決定。そこで、ANNIKAのGregorioさんと彼の相棒LA CASA AZULことGuilleへのインタヴューを決行。都内のみとなりますが、Gregorioさんが“MISTER NILSSON”としてDJ参加予定のイベントやスペシャルANNIKAパーティーへもぜひ足を運んでみてください。それでは、レッツ・エンジョイ・スパニッシュ・ポップ!


PART 1:Gregorio Soria, ANNIKA RECORDS INTERVIEW

いつそして何故レーベルをスタートさせたのですか?
2000年スパニッシュ・バンドPARADEのコンサートの中盤、(LA CASA AZULの)Guilleへレーベルのスタートを提案した。ふたりで、何か特別で、素晴らしくて、オーセントリックで、チャーミングなことをやりたいと思っていた。同じような事をやっていたレコード・レーベルのことが大好きだったので、僕達も好きなことやりたいと思って。」
レーベル名の由来を教えて下さい。
僕は『PIPPI LANGSTRUMB』のテレビ・シリーズが大好きなんだ。子供の時それは僕にとって非常に重要なものだった。その映画のキャラクター名をいっぱい使ったものだった。“ANNIKA”はPIPPIの可愛いガールフレンドの名前で、僕はDJネームに猿の名前“MISTER NILSSON”を使っている。
GUILLEとはどのようにして出会ったのですか?
10年前に出会った。彼の音楽のデモに興味があった。グラフィック・デザイナーとしてELEFANTレーベルで働いていて、彼へ連絡を取った。それから僕達は友達になった。パーティーを企画して、デュオとしてDJを行った。ディストリビューションやメール・オーダーも始めたりして。Guilleは何年か前にANNIKAを去った。彼には仕事がいっぱいあったので、僕がレーベルやディストリビューションなどを一人で続けた。今、僕達は非常に良い友達同士で、今でも僕はグラフィック・デザイナーやコンサートのヴィジュアル担当として、彼のプロジェクトのために働いている。彼のツアーにも同行している。
ANNIKAレーベルのアーティストについて教えて下さい。
  • MIRAFIORI:レーベルを始めようと決意した時に彼らのデモを見つけた。それがとても良かったのでレーベル初のレコードとしてベストだと思った。彼らのサウンド、歌詞、センシティヴィティが大好きだ。このEPはGuilleによってレコーディング&プロデュースされた。
  • MILKYWAY:LA CASA AZULのGuilleの別プロジェクト。但し英語で歌われている。彼には大きな音楽背景があって、それが彼の音楽に反映されている。彼は僕達のレーベルの為に音楽を作った。
  • PIPAS:レーベルを開始した当初から連絡を取っていた。彼らは未だレコードをリリースしていなかった。バルセロナで演奏してもらうため彼らを招待し、MILKWAYのスタジオで何曲かレコーディングした。Lupeはスペイン人。なので仕事し易かった。
  • THE PINES:Pam Berryの音楽プロジェクト全て、そして彼女の歌声が大好き。THE PINESの7インチ・リリースの夢が叶った。
  • SERPENTINA:Pacoと彼の妹とのバンド。レーベル・スピリットにとてもマッチした音楽。Pacoは何年ものあいだに沢山の曲を録音していた。だけど誰にも見せたことが無かった。或る友人が僕達に聴かせてくれた。
  • OTTO SHOW:Otto Smartのカセットを何本か持っていた。CHICKFACTORフェスティヴァルで彼に声をかけた。何年か前に録音されたレコードだった。僕はANNIKAのリリースとスペインでのコンサートをお願いした。
  • CORAZON:ANNIKAのバンドだったけれど、ELEFANTレーベルからデビュー・アルバムが出た。
2枚組コンピレーションをリリースする予定だそうですね?
ANNIKAレーベルのバンドや他のバンドの未発表曲が沢山収録されている。レーベル契約の無いバンド達も沢山入っている。ダブルCDとしてコンパイルしたんだ。このコンピにスペインのバンドPARADEの曲を何曲か収録した。何故ならLA CASA AZULとSERPENTINAは、PARADEの曲タイトルからバンド名を名付けたから。それらはリリースされていないんだ。
どんな音楽を聴いていますか?
エイティーズからレコードを買い続けている。なので最初の10年間には影響を受けている、日本でネオ・アコースティックって呼ばれているスタイルの、ね。それとサイコ・ソフト・ロック。それ以降は、自分で曲を見つけることが好きだ、ソフトな男性ボーカルやデュエットなんかのね。
東京へ来る予定があるそうですね!
3月から3週間ほど日本に滞在する予定。東京へ行くのが楽しみなんだ。皆と会って、レコード屋さんやクラヴに行ったりして…。観光も楽しみたいし。日本の文化や美術が大好きなんだ。それに日本は音楽文化も充実していると思う。DJとしてANNIKAのコンピレーションを紹介しながら、僕のセレクトや趣味を皆さんと分かち合いたい。

ANNIKAレーベル・オーナー“MISTER NILSSON”DJ IN TOKYO!出演予定

関連リンク:

これから都内にて配布される予定のフライヤーをチェックしてみてください、DON'T MISS IT!


PART 2:Guille Milkyway, LA CASA AZUL INTERVIEW

ANNIKAレーベルGregorioさんの相棒がLA CASA AZUL〜MILKYWAYとして活動しているGuille Milkywayなのです。Gregorioと一緒に再び渋谷へ来ればよいのにね。昨年リリースされた『LA REVOLUCION SEXUAL』のことなど訊いてみました。更に詳しい彼らへのインタヴューはクッキーシーン誌の連載『INDIE POP AROUND THE WORLD』へ掲載する予定です。こちらもDON'T MISS IT!

新作『LA REVOLUCION SEXUAL』聴きました。素晴らしくエクセレントな13曲で感動しました。みんなを幸せにしてくれる曲ばかり!
嬉しい言葉を本当にどうもありがとう。人々をハッピーにすることは僕が望んでいる最良の出来事のひとつだ。
アルバム・タイトルの由来を教えて下さい。
このことに関して語るのは難しい。色んな意味合いがミックスされているというか。このアルバムは、自由について、そして、幸せになることを妨げる抑圧されたもの全てから制御することについて語っている。アルバムのタイトルは良かったと思っている、これはWilliam Reichのテキストから引用したものだ。
素敵なメロディやサウンドを、どのようにして作っているのですか?あなたはポップ・ミュージックの天才だと思ってしまいます!
誉めてくれて本当にありがとう。だけど僕が天才じゃないってことは確か!そうなれれば良いけれど、残念なことに違うんだ。沢山の異なる物事とサウンドがアルバムじゅうに存在している、突然の変化とか…等々。そういうことをするのが大好き。そして実際、多くの素晴らしい日本のバンド達もそうなんだと思う。
歌を通して言いたいことって何ですか?
LA CASA AZULは人々の日常について語っているバンド。愛、怒り、絶望、不安…ハッピーな事は歌っていないけれど、音楽はハッピー。そしてこのコンビネーションは、僕が続けようと努めていること。
アルバムのコンセプトはありますか?人間じゃなくて“人造人間”だってところが興味深いです。
このアルバムでバンドについて、遂に真実を語ってしまっている。全てがよりプラスティック、だけどより真実。だって、演じてしまうことを止めてしまったら、何の必要性も無くなるから。僕、そしてバンドのメンバー達は、人造人間として登場している。リスナーがいつも良い気分になれるようなアルバム作りに努めている。リスナーの皆さんが日々の問題や心配事を忘れてアルバムを聴いてくれたらと考えているから。
アルバム・スリーヴも素敵ですね。
ANNIKAレーベルの責任者でグラフィック・デザイナーのGregorio Soriaと、ELEFANTレーベルのLuis Calvoと一緒にチームを組んで作っている。彼らとはお互いに理解し合えるので、一緒に働くのが好きなんだ。
スペインでの生活はどうですか?
ココに住めてハッピーだよ…いつも朝の7時に起きて、シリアルとフルーツの朝食を食べて、メールの返事をして、マイスペースのアップデートをして、バイクに乗って9時からスタジオで作業を始めるんだ、ランチ・タイムまでね。それから夜の8時くらいに家へ帰るんだ。レコーディング、レコーディング、これが普通なこと。音楽を作ること以外に人生を語ることは出来ない。
再び渋谷へ来る予定はありますか?
絶対にまた行きたい。たぶん今年、来年かもしれないけれど、行きたい。渋谷は世界中でベストな場所。ライヴを行った時は、夢のようだったし、みんなが僕に親切にしてくれた。THE APRILS、METROといったバンドも観ることが出来て、素晴らしい時を過ごした。本当にグレイトだった!!!アイ・ラヴ・渋谷!!!

関連リンク: